ドイツ Tシャツの自動販売機のお話

 こんにちは。

本部スタッフの鈴木です。

今回は遺伝子や鑑定と直接関係ありませんが、

ちょっとしたコラムを。


これは、ドイツのベルリンに設置された

2ユーロ(約260円)でTシャツが買える自動販売機のお話です。

約260円のTシャツってとっても安いですよね。

街角に販売機が設置されているということで、

飛ぶように売れそうな気配が・・・

その様子の動画がこちら


自動販売機に2ユーロのお金を入れると、

Tシャツが買えるのですが、

自動販売機に表示される動画を見終えるまで買えない仕組みになっています。

動画では260円で買えるワケが映し出されます。

動画では、このTシャツを作る為に長時間の過酷な労働をさせられている状況、

安い時給・・・と

安く商品が提供される製造の裏側が流れるのです。

そして動画が終わった後に「それでも買いますか?」と「寄付する」という

ボタンが表示されます。多くの人が寄付するというボタンを押していますね。


他のブログでも書きましたが、

私たちは商品には適正な値段というものがあると考えています。

そしてその値段を割り込む時、何かが犠牲になっている事情があります。

私たちはNPO法人、非営利団体ということで、

出来る限り価格帯をお求めやすい価格帯に設定させて頂いております。

これ以上の値下げは、動画のように何かを犠牲にすれば可能かもしれませんが、

それ商品の質を落とすことになり、

結果、せっかくご依頼頂いたクライアントに

ご迷惑を掛けることになってしまいます。

それは、私たちが望んでいることではありません。

商品を選ぶ時に、価格を比較する事は大切な事だとは思います。

ただ、安いというだけで選ぶのはちょっと違うのかもしれませんね。

私たちの周りにある商品価格・・・

簡単に「安い」=「正義」とは簡単に言えないのかもしれません。


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